資産形成の超入門基礎知識。「バビロンの大富豪の教え」7つのポイントを紹介

FIRE(早期リタイア)

資産形成を始めたい。でも投資とか難しそう・・・

難しい専門書を読んだり、頭の中で色々考えても、いつまで経っても実際の行動に移せない。

そんな人に向けて、最初の一歩を後押ししてくれる、資産形成の基礎的な考え方を示しているのがバビロン大富豪の教えです。

この教えは古代バビロニア王国に実在した大富豪の史実を基に『漫画 バビロン大富豪の教え「お金」と「幸せ」を生み出す黄金法則』として書籍化されていて、どのように庶民が裕福になっていくのかや、資産形成の基本的な考え方が記載されています

すでに資産形成中の人にとっては当たり前の情報も多いかと思いますが、これから資産形成をしようとしている人にとっては基礎となる考え方が詰まっています

この書籍ではこれら基礎となるポイントを7つに分けてマンガ形式で説明しているため、サクサクと読めるのでお勧めです。

はるか昔の事とはいえ同じ人間社会。現代でも十分通じる考え方であり、これらを堅実に実行していけば必ずお金は貯まっていくという方法です。それぞれのポイントの概要を紹介しますので、最後までご覧ください。

教えその1 収入の10分の1を貯金せよ

とてもシンプルな考え方です。

20万円稼いだら、2万円を貯めよう、という事ですね。

「貯蓄率」でいうと、10%です。

これが実現出来るだけで、生活が破綻する事はありません。必ずお金は貯まっていくわけですからね。

「この程度では少ない!」と思うかもしれませんが、サラリーマンの平均生涯賃金が2、3億と言われているなか、10%を貯金出来ただけでも2,3千万円ですからね。もし夫婦共働きで2倍にできれば、5千万円程にもなります。侮れません。

早期リタイアを目指すのであれば、もう少し高い貯蓄率が必要かと思いますが、もし全く貯蓄が出来ていない人が目指すには、まずはこの10%から目指して行くべきでしょう。

関連記事>>>FIREと貯蓄率の関係。早期リタイアするには何年必要か。

人によっては「そんなの当たり前だろ。そもそも貯められるなら苦労しない!」

って感じるでしょう。

でもそうでしょうか?

どこか、削れる支出はないでしょうか?節約できるところはないでしょうか?

僕が1,000万円貯める過程の記事でも記載しましたが、給与を貯金口座に天引きするなど、方法はいくらでもあると思います。そして人は使えるお金が減れば、それに合わせて生活は出来ると思います。

教えその2 欲望に優先順位をつけよ

上記のとおり、収入の全てを使ってしまうのではなく、一部を貯金に回す

という事は、今まで使っていた支出を一部、我慢しなければなりません。

そうすると、生活の質が下がってしまうように感じますよね。

でも、今まで使っていたお金や買物。本当に全て、必要ですか?

ここで一度、支出している内容をリスト化して、それを必要度の高い順に並び変えてみましょう。

最下層にあるものに、お金を使わないようにしよう、という事です。

リストの下の方にあるという事は、生活や人生に無くてもあまり困らない、という事ですよね?

つまり、生活の質は殆ど下がらない、費用対効果が高い節約、という事になります。

まずはリスト化するところからやってみましょう!(人によってはまずは一か月間、家計簿を付けてみましょう。)

教えその3 貯えた金に働かせよ

貯めたお金を、そのまま寝かせておくのではもったいない。お金にお金を呼んでもらう、という考え方です。

銀行に預けたとしても、金利0.01%程度の現在では殆どお金が増えません。

つまり「投資をしよう」という事です。

投資というと、多くの未経験の人にとってハードルが高そうに見えると思いますが、投資をしない事のリスク、というものもあります。

関連記事>>>日本人の多くが投資をやらない理由を考察。投資はやった方が良いのか。

古代バビロニア王国のような時代では、投資先を選定する目が必要でしたが、インターネットや投資環境が整っている現代では、インデックスファンドの長期保有など、投資初心者でもプロ並みの成績が収められる投資先が沢山あります。 (罠もありますので、最低限の知識は必要ですが

また投資でお金を増やし、その増えたお金がさらにお金を呼び・・・と、投資をする事で時間はかかりますが加速度的に資産は増えていきます。つまり複利の効果を得られるという事です。

関連記事>>>複利の力。コツコツと積立て投資をする事のメリット

確かに投資にはリスクが伴いますが、全くリスクのない人生を歩むよりも「適度なリスク」をとりながら資産形成をする方が、はるかに合理的です。

まずは投資について勉強するところから始めましょう。

インターネットの発達した昨今、とくにyoutubeでは有益な情報が無料で手に入るので、初心者が投資の基礎的な知識を得るには本当にお勧めです。出来れば一つのチャンネルだけでなく、複数のチャンネルを視聴した方が、広い投資の知識が得られると思います

関連記事>>>参考ユーチューバー

関連記事>>>youtubeチャンネル「リベラルアーツ大学」の動画を1年間見続けた結果

教えその4 危険や天敵から金を堅守せよ

お金を節約して貯めたり、仕事で稼いだり、投資で増やしたり。

これらが重要なのは間違いないですが、貯めたり増やしたりしたお金を守る事も疎かにしてはけません

資産運用を始めて資産が増えてくると、より欲が出てきて「もっと早く資産を増やせる投資先を見つけたい」と思う事があります(僕もそうです^^;)。

「欲に目が眩んだ状態」ですね。

こうなれば悪意のある人たちから見たら、貴方はカモネギです。

投資の大原則である「高リターンならば高リスク」を忘れてはいけません。

自分が資産形成をし始めた理由を定期的に思い返し、その新しい投資先は本当に目的に合っているのか、見直すべきだと思います。

また、資産を多く持っている人には、よりレベルの高い詐欺師が巧妙に近寄ってくると言われています。

この事を自覚して、自身の資産額に見合うよう、『守る力のレベル』を高める必要があるという事です。

ニュースで見掛ける様々な詐欺事件について、対岸の火事と思わず、「明日は我が身か・・・」と思うくらいが丁度良いと思います。

教えその5 より良きところに住め

本書ではこのポイントについては、「自己投資」として説明していました。

住環境を良くする事によって生活の質が上がり、より資産を増やすモチベーション向上に繋がるだろう、との事です。

僕が思うに、このポイントに偏りすぎてしまうと逆に資産を貯める際の足枷になってしまいます

資産形成で重要な入金力や貯蓄率を下げてしまう大きな要因の1つに、住居費があります。

「モチベーションアップのために、今すぐ庭付きの大きな新築の家に住む!」なんて事をしたら、一生住宅ローンの奴隷になる事は容易に想像がつくでしょう。

人生プランにも依りますが、住宅の資産価値が減少していく日本においては、住宅購入はある程度資産が貯まってからにすべきだと思います。

「将来良い家に住むんだ!」というモチベーションを持って、資産形成するのもありなのかなと思っています(自分自身がそうなので)

本書のこのポイントについての僕の解釈は

資産形成のみに力を注いでしまうと疲れてしまって、途中で挫折してしまうから、ある程度は自分の心を潤す事にもお金を使い、モチベーションの維持やアップを図ろう。

という事です。

資産形成の事ばかり考えていると疲れてしまいますよね。

道中を楽しみながら資産形成や早期リタイアを目指して行こう

というのが僕の考えですので、適度に浪費もしながら進めていくのが良いかと思います。

要はバランスですね。

教えその6 今日から未来の生活に備えよ

本書では、「保険」の概念についての説明をしていました。

いくらお金を貯めたとしても、人間は必ず老いていき、働く力は減少していきます。また、若くても病気や怪我で働けなくなる可能性もあるので、その時に備えて何かしらの対策が必要である、との事でした。

僕の解釈では、これも当然必要なのですが、これら「お金」の面だけではなく、「健康」と「親族との繋がり」についても将来の備えのために強化しておくべきだと思います。

僕は現在、生活に困窮している人達の生活を支える福祉関係の仕事をしています。

生活に困窮している人達に共通する特徴として、ほぼ全員に当てはまるのが「お金」「健康」「親族の繋がり」の力が大きく欠如しています。

お金があれば当然生活には困りません。

健康であれば、何かしらの仕事についてお金を稼げます(一時的な不景気により仕事が無くなる場合はありますが)

お金と健康が欠如していても、助けてくれる親族が居れば、何かしらの支援を受けながらでも生活が出来ます。

いざという時の「三本の矢」として、全て同時進行で育てていけば、より鉄壁な将来の備えになるかと思います。

教えその7 自分こそを最大の資本にせよ

世の中には色々な投資案件があり、年利〇%とか言われますが、自己投資の投資利回り無限大%とも言われています。

「様々な体験をする・挑戦する」「本を読む」「ビジネス関連のYoutubeで学ぶ」「資格を取得する」

どれも実行するのは大変です。更に、直ぐに成果が上がる(収入に繋がる)というわけでもありません。

でもだからこそ、やる人が少なく、達成した場合にはより多くのリターンを得られると思います。

自分の会社が倒産した時やリストラに遭った時。

持っているお金が無くなってしまった時。

頼れる親族が居なくなってしまった時。

自身で稼ぐ力が備わっていれば、どんな状況でも自身で立ち上がる事が出来ますし、日常の心の支えや自身にも繋がります。

一番後回しにされる投資先ですが、一番重要である投資先です。

お金を貯められる人はわずか2,3パーセント

今回紹介した内容を実行し続ければ、必ずお金は貯まります。

今回の内容は抽象的と感じるかもしれませんが、僕のブログではお金を貯めるための具体的な方法について少しずつ紹介していますし、Youtubeでも具体的な方法が記載されているチャンネルが沢山あります。

でも実際、この記事や本書を読んだとしても、実際にお金が貯められるのはほんの一握りの人だと思います。

理由は2つ

①知っても、行動しないから

②行動しても、継続しないから

繰り返しますが、上記7つの教えを堅実に実行し続ければ必ずお金は貯まります。

でもやらないから。継続しないから。殆どの人はお金を貯められません。

とあるユーチューバーが言ってました。

「体感的に、知って行動するのは、100人のうち10人くらい。行動し始めても継続できるのは、その10人のうち2人か3人くらい。」

つまり、全体の2、3%くらいしか成功・実現出来ない、という事です。

僕自身、目標のFIRE(早期リタイア)に向けて実行し始めましたが、継続出来るのかまだ分かりません。

でも、この2、3%に成れるように頑張っています。

皆さんは、どちらになりますか?

頑張って、でも楽しみながら、豊かな生活を目指しましょう!


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