節約のモチベーションを上げるシミュレーション。〇〇円使わなければ、30年後の不労所得は〇〇円になる。

節約

みなさん、節約出来てますか?

少しお金が貯まると、直ぐに欲しい物を買ってしまう。

「頑張った自分へのご褒美だから!」

「今まで我慢してきたのだから、これくらい!」

時には自分の心を満たす浪費も必要なのは間違いありませんが、その線引きが曖昧な人が多いのではないでしょうか。

節約して投資に回した方が、自分の資産は増える。

分かっていても、なかなか実行出来ない。実行しても3日坊主。

今回は、少し思考をずらして、今、このお金を使わずに投資に回したら具体的にどうなるか?」を可視化してみます。

これにより、節約する事に対して実感が持てて、節約へのモチベーションを上げられると思います

シミュレーション条件

今回のシミュレーションでは、今、買おうとしていた物を我慢して、もしそのお金をそのまま平均利回り〇%の投資信託を購入した場合、〇年後にいくらになっているか。という計算をしてみます。

平均利回りを、現実味のある3~6%でシミュレーションしてみますが、最も現実的な「投資利回り4%」で解説していきます

また、その時点で増えた資産を、「4%ルール」に則り毎年4%の資産を取り崩した場合、未来永劫、毎月いくらの不労所得が入ってくるのか、まで計算してみました

4%ルールとは、簡単に言うと、貯まった資産から毎年4%取り崩して使ってしまっても、投資の運用利回りにより資産がなくならない、という法則です。

関連記事>>>リタイア後の資産運用。資産運用の出口戦略。4%ルールについて解説

シミュレーション

金額の少ない順に、シミュレーションしてみます。下に行くほど、金額も大きくなります。

自動販売機の缶ジュース 1本(120円を我慢)

まずは缶ジュース。自動販売機で買わずに、家から水筒を持ってきて節約した時はどうなるでしょうか?

5年10年15年20年25年30年35年
3%139 161 187 217 251 291 338 
4%146 178 216 263 320 389 474 
5%153 195 249 318 406 519 662 
6%161 215 288 385 515 689 922 
運用年数と貯まる資産額(円)
5年10年15年20年25年30年35年
3%0.5 0.5 0.6 0.7 0.8 1.0 1.1 
4%0.5 0.6 0.7 0.9 1.1 1.3 1.6 
5%0.5 0.7 0.8 1.1 1.4 1.7 2.2 
6%0.5 0.7 1.0 1.3 1.7 2.3 3.1 
毎月入ってくる不労所得金額(円)

1日缶ジュースを我慢して、そのお金を利回り4%の投資で30年間運用した場合は毎月1.3円ほど入ってきます!

これでは少ないですね。

でも、この1日缶ジュース我慢を

1か月間続けたら、1.3円×30日=39円の不労所得

1年間続けたら、1.3円×365=474円の不労所得

毎月、未来永劫入ってきます!

タバコ 1箱(550円を我慢)

タバコを吸う人の場合、これを我慢したらどうなるでしょうか?

5年10年15年20年25年30年35年
3%638 739 857 993 1,152 1,335 1,548 
4%669 814 991 1,205 1,466 1,784 2,170 
5%702 896 1,143 1,459 1,862 2,377 3,034 
6%736 985 1,318 1,764 2,361 3,159 4,227 
運用年数と貯まる資産額(円)
5101520253035
3
4
510 
611 14 
毎月入ってくる不労所得金額(円)

タバコを1箱我慢するごとに、そのお金を利回り4%の投資で30年間運用すれば毎月6円入ってきます!

10箱なら60円、100箱なら600円

100箱我慢すれば、今後毎月1箱分の不労所得が入ってきます。

健康と資産作りのため、と考えると良いかもですね。

昼食の外食ランチ 1回(800円を我慢)

お弁当を家から持っていき、外食しなかった場合だと、どうなるでしょうか。お弁当だと原価を200円、外食した場合だと1,000円と仮定して計算します。

5年10年15年20年25年30年35年
3%927 1,075 1,246 1,445 1,675 1,942 2,251 
4%973 1,184 1,441 1,753 2,133 2,595 3,157 
5%1,021 1,303 1,663 2,123 2,709 3,458 4,413 
6%1,071 1,433 1,917 2,566 3,433 4,595 6,149 
運用年数と貯まる資産額(円)
5年10年15年20年25年30年35年
3%3.1 3.6 4.2 4.8 5.6 6.5 7.5 
4%3.2 3.9 4.8 5.8 7.1 8.6 10.5 
5%3.4 4.3 5.5 7.1 9.0 11.5 14.7 
6%3.6 4.8 6.4 8.6 11.4 15.3 20.5 
毎月入ってくる不労所得金額(円)

1食お弁当にするごとに、毎月8.6円

1ヵ月続ければ8.6×30日=258円

1年続ければ8.6×365日=3,139円が将来、毎月不労所得として入ってきます!少しインパクトが出てきましたね!

飲み会参加 1回(5,000円を我慢)

楽しくて有益な飲み会であればもちろん参加した方が良いと思いますが、付き合い程度だったり惰性での飲み会であれば、節約対象になるかと思います。

5年10年15年20年25年30年35年
3%5,796 6,720 7,790 9,031 10,469 12,136 14,069 
4%6,083 7,401 9,005 10,956 13,329 16,217 19,730 
5%6,381 8,144 10,395 13,266 16,932 21,610 27,580 
6%6,691 8,954 11,983 16,036 21,459 28,717 38,430 
運用年数と貯まる資産額(円)
5年10年15年20年25年30年35年
3%19 22 26 30 35 40 47 
4%20 25 30 37 44 54 66 
5%21 27 35 44 56 72 92 
6%22 30 40 53 72 96 128 
毎月入ってくる不労所得金額(円)

1回我慢するたびに、毎月54円の不労所得

月1回飲み会の我慢を1年間続ければ、54×12回=648円が毎月不労所得として入ってきます。

毎月、生ビール+おつまみ代がタダになる、くらいのイメージでしょうか。

電力会社変更による電気料金節約 1年間分(24,000円節約)

これまでとは少し違い、僕がブログの中で紹介している「1度設定するだけでずっと節約効果があるもの」の1つの、電力会社を乗り換える事による節約分を投資に回した場合どうなるか、です。

関連記事>>>電気会社を乗り換えた結果、手間なく毎月の電気料金が下がりました。

僕の場合、電力会社を乗り換えた事で月2,000円ほど電気料金が下がったので、年間2,000円×12=24,000円の節約と仮定して計算しました。

5年10年15年20年25年30年35年
3%27,823 32,254 37,391 43,347 50,251 58,254 67,533 
4%29,200 35,526 43,223 52,587 63,980 77,842 94,706 
5%30,631 39,093 49,894 63,679 81,273 103,727 132,384 
6%32,117 42,980 57,517 76,971 103,005 137,844 184,466 
運用年数と貯まる資産額(円)
5年10年15年20年25年30年35年
3%93 108 125 144 168 194 225 
4%97 118 144 175 213 259 316 
5%102 130 166 212 271 346 441 
6%107 143 192 257 343 459 615 
毎月入ってくる不労所得金額(円)

1年節約されるごとに、毎月259円の不労所得が入ってきます。

10年であれば、毎月2,590円の不労所得が入ってきます。

先ほどまでの節約とは違い、1度設定するだけで何も苦労しない節約で、これだけで不労所得が入ってくると考えると、直ぐにでも実践すべき節約かと思います!

楽天ふるさと納税1年分(50,000円節約)

先ほどの電力会社乗換えに似てますが、ふるさと納税を楽天で行った場合はどうなのかを検証します。

ふるさと納税は、寄付した金額だけ翌年の所得税住民税が下がり、返礼品も貰えるので、その返礼品の金額分がお得になります。更に楽天でふるさと納税を利用すれば楽天のポイントが貰えるため、更にお得です。

関連記事>>>ふるさと納税

僕の場合、1年間だと約50,000円分の節約効果となるため、これでシミュレーションしてみます。

5年10年15年20年25年30年35年
3%57,964 67,196 77,898 90,306 104,689 121,363 140,693 
4%60,833 74,012 90,047 109,556 133,292 162,170 197,304 
5%63,814 81,445 103,946 132,665 169,318 216,097 275,801 
6%66,911 89,542 119,828 160,357 214,594 287,175 384,304 
運用年数と貯まる資産額(円)
5年10年15年20年25年30年35年
3%193 224 260 301 349 405 469 
4%203 247 300 365 444 541 658 
5%213 271 346 442 564 720 919 
6%223 298 399 535 715 957 1,281 
毎月入ってくる不労所得金額(円)

1年、楽天でふるさと納税をするたびに、将来毎月541円の不労所得が入ってきます。

10年間続ければ、毎月5,410円の不労所得ですね。

新車購入(3,000,000円節約)

いきなり金額が大きくなりましたが、もし新車を購入しようとしていた場合、それを我慢した場合はどうなるか、をシミュレーションしてみます。

新車といってもピンキリですので、ザックリ300万円の新車の場合で計算してみました。

例えば他のパターンとして「300万円の新車をやめて、100万円の中古車にした場合」でしたら、実質200万円の節約ですので、この結果に約66%を掛ければ同じようにシミュレーションが出来ます。

5年10年15年20年25年30年35年
3%3,477,822 4,031,749 4,673,902 5,418,334 6,281,334 7,281,787 8,441,587 
4%3,649,959 4,440,733 5,402,831 6,573,369 7,997,509 9,730,193 11,838,267 
5%3,828,845 4,886,684 6,236,785 7,959,893 10,159,065 12,965,827 16,548,046 
6%4,014,677 5,372,543 7,189,675 9,621,406 12,875,612 17,230,474 23,058,260 
運用年数と貯まる資産額(円)
5年10年15年20年25年30年35年
3%11,593 13,439 15,580 18,061 20,938 24,273 28,139 
4%12,167 14,802 18,009 21,911 26,658 32,434 39,461 
5%12,763 16,289 20,789 26,533 33,864 43,219 55,160 
6%13,382 17,908 23,966 32,071 42,919 57,435 76,861 
毎月入ってくる不労所得金額(円)

1台新車購入をやめるだけで、将来的に毎月32,434円の不労所得が入ってきます。

メチャクチャ効果大きいですね。

この結果を見ると、新車購入する気が失せてしまいますが、皆さんはどうですか?

それでも新車に魅力を感じているのであれば、本当に新車を求めているので、購入しても良いかと思います。

要は、この事実を理解・把握したうえで購入する、という事が重要です。

新築購入(30,000,000円節約)

番外編ですが、新築についてもシミュレーションしてみます。

新築の場合、金額はピンキリですし、購入しなければ家賃がかかってくるので、こんな単純ではありませんが、もし仮に「30,000,000円の新築を一括購入する予定のところを購入せずに、投資に回した場合」で計算してみます。

5年10年15年20年25年30年35年
3%34,778,222 40,317,491 46,739,022 54,183,337 62,813,338 72,817,874 84,415,874 
4%36,499,587 44,407,329 54,028,305 65,733,694 79,975,090 97,301,925 118,382,670 
5%38,288,447 48,866,839 62,367,845 79,598,931 101,590,648 129,658,271 165,480,461 
6%40,146,767 53,725,431 71,896,746 96,214,064 128,756,122 172,304,735 230,582,604 
運用年数と貯まる資産額(円)
5年10年15年20年25年30年35年
3%115,927 134,392 155,797 180,611 209,378 242,726 281,386 
4%121,665 148,024 180,094 219,112 266,584 324,340 394,609 
5%127,628 162,889 207,893 265,330 338,635 432,194 551,602 
6%133,823 179,085 239,656 320,714 429,187 574,349 768,609 
毎月入ってくる不労所得金額(円)

毎月の不労所得が324,340円です。もう不労所得だけで生活出来ますね。

持ち家か賃貸か、については正解がない議論ですし、人によって価値観が異なるため、これだけでは語れません。

でも、毎月32万円の不労所得は魅力的ですよね^^

まとめ

これらシミュレーションは皮算用ですし、すぐに不労所得が得られるわけではありませんが、実行すれば後々確実に効果が出てきます

上記のジュースやタバコ、外食などは、習慣化してしまえば苦にならない節約かと思います。

習慣にするまで、最初の段階で挫折してしまう人が多いと思いますが、その最初を乗り切るために、このシミュレーションを思い出して「これを節約すれば、将来は毎月〇〇円が不労所得として入ってくるんだ」と楽しみながら節約すれば、節約も続けやすいかと思います。

でも、僕が一番お勧めしたい節約はやはり、電力会社やふるさと納税など、費用対効果の高い節約です。

行動すれば、直ぐにでも出来る節約ですので、まだやっていない方は、この後直ぐに実践してみてください!

みなさんで節約と投資を繰り返して、経済的自由を目指して行きましょう!

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